ここがページトップです

ページID:816573229

採択施設のご紹介| サテライトオフィス設置等補助金

更新日:2025年1月16日

令和4年度採択施設のご紹介

サテライオフィス設置等補助金採択施設の事例をご紹介します。令和4年度に交付決定した施設に対し取材を行いました。( 掲載情報は取材時のものです。)

採択施設WELAGOが、2024年度 内閣府地方創生推進室 地方創生テレワークアワードにおいて、「地方創生テレワーク促進支援」部門を受賞しました!

<Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGO 担当者コメント>
運営に関わる行政や地域事業者にとっても喜ばしい受賞でした。当補助金のサポートがあり、ここまで活動を広げられたと感じています。今後も地域と連携しながら施設運営に取り組むとともに、このような施設や取り組みがもっと社会に広がるよう、WELAGOを中心として、より良い社会的価値・経済的価値の創造と普及に努めてまいります。

(民間)サテライトオフィス設置コース

施設ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://tokyo-welago.com/space/(外部サイト)
所在地:東京都大島町元町下高洞669
営業時間:平日9時~18時


(外観写真)施設奥の芝生(写真手前)でも仕事が可能(日よけ・椅子・机・モバイルバッテリーあり)。


(ツール写真)遠隔コミュニケーションツール(スクリーン)で施設と本社を繋ぐことで、対面のような会話が可能。

施設の概要

運営事業者株式会社フロンティアコンサルティングの主たる事業は、ワークプレイスの構築。「都市と地方の共生社会を、多様な働き方から描く」を目的に、初めて共用型サテライトオフィス運営に選んだ場所が、島しょ部に位置する大島町だったとのこと。事業の担当者が大島町出身であることを強みに、大島町の椿公園内にある低利用施設を活用してサテライトオフィスにリノベーションした。
また、開所と同時に大島町と「多様な働き方による地域活性化に関する連携協定」を締結。本施設を通して、官民一体による地域活性、地域課題解決や地域創生に資する還元人口の創出、地域と島外企業との関係づくりを目指す。

参考記事:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。WELAGO開所式レポート(式典編)(外部サイト)

平日9時~18時オープンで、無料で利用可能。施設に関心を持つ人向けのコミュニティ運営や、地方での働き方を体験するプログラム等を実施することで収益化を図っている。

補助金の活用について

Q.補助金を申請するにあたり、難しかったことはありますか。
事業計画書の現状の分析(市場環境)等の記載に時間がかかりました。施設利用は無料という特殊な計画のため、施設利用料収入に頼らないビジネスモデルについて、納得いただけるよう努めました。作成に時間はかかりましたが、補助金の審査を受けるために事業計画を練ったからこそ、よりしっかりした計画で事業を進められたと思っています。その他、設計図の準備等は、我々は本業としているので準備に問題はありませんでしたが、そうでない事業者の方は時間がかかるのではないかと思います。


(内装写真)施設テーマ「都市と地方の循環」や大島町の自然からインスピレーションを受けたという壁画が目を引く。

Q. 補助金があったからこそ実現できたものはありますか。

一つは、良い品質のものを揃えられたことです。施設テーマに賛同いただいた事業者に発注し、共同プロジェクトという形で進めることができました。
参考記事:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。WELAGO開所式レポート(座談会編)(外部サイト)
もう一つは、ウォールアート(壁画)です。必要と思いつつ、予算の都合上カットしてしまいがちなオフィスアートですが、補助金のおかげで取り入れることができました。完成した作品を見て、「やっぱりやってよかったな」と思いました。

Q.どのように施設を利用してもらいたいですか。

出張中の会社員から「会議で利用して良いか」、地元のグループから「おしゃべりしても良いか」等の問い合わせがあります。本施設は、集中して仕事が行える空間(MIGITE)とコミュニケーションやにぎわいがある空間(HIDARITE)に分かれています。コアな利用は働く場としての利用ですが、地域コミュニティの場や社会課題を考える場としても活用いただきたいと思っています。(フロンティアコンサルティング担当者)

観光のハイシーズンに限らず、この場で仕事を行い、そのあと島内で観光も楽しんでいただきたいです。WELAGOというワークプレイスが、島外から大島町に足を運ぶ起点となり、多様な交流を生み地域産業の活性化にも繋がっていくことを期待し「多様な働き方による地域活性化に関する連携協定」を締結しました。大島町が力を入れる移住定住の促進のためにも、本施設の役割は重要と考えます。(大島町担当者)

(取材先:株式会社フロンティアコンサルティング担当者2名・大島町担当者2名)

施設ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.benkyo-cafe.net/studio/kodaira/(外部サイト)
所在地:東京都小平市仲町401-1
営業時間:
平日:7時-23時(受付時間12時-17時,18時-22時)
土曜日:7時-22時(受付時間11時-21時)
日曜日・祝日:7時-22時(受付時間11時-20時)
定休日:年末年始(その他不定休日あり)


(外観写真)携帯キャリアショップの2階で運営。無人入退室管理で23時まで利用可能なプランも。

(内装写真)気分や利用用途に合わせた席を選択できる。個室ブース、集中スペースや会議室(フリースペース)も完備。

施設の概要

運営事業者兼松コミュニケーションズ株式会社は、携帯キャリアショップの運営等を担う。今回、ドコモショップ小平店の2階スペースを活用し、勉強カフェ小平スタジオをオープンさせた。駅から徒歩10分のロードサイドという立地条件で、サテライトオフィスという新規事業を成功させるため、既に勉強やテレワークのスペースとして展開している「勉強カフェ」とフランチャイズ契約。小平スタジオ運営開始に先駆け、勉強カフェ国分寺スタジオの運営も引き継いだ。
周辺に類似施設が少なかったこともあり、順調に入会者を増やしている。
参考記事:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。「勉強カフェ 小平スタジオ」の月額会員数が100名突破!(外部サイト)

Q.なぜ携帯キャリアショップをサテライトオフィスにリノベーションしようと思いましたか。

コロナ禍で来店予約が主流となり、待合室の必要性も低くなったため、余剰スペースの新たな活用策を模索していました。社内で様々検討しましたが、「買いに来るだけ」ではなく「過ごす場所」を提供し、携帯キャリアショップを訪れるきっかけにもしたいという思いで、サテライトオフィスに決めました。令和4年度時点で、当補助金のサテライトオフィス整備推進地域だったことが最後の後押しとなりました。その後は、ノウハウを得るため、外部のコワーキングスペースの勉強会にも参加し、多くの施設の視察も行いながら補助金申請の準備を進めました。


(広告写真)オープン後、補助金を活用して駅構内やバス停の時刻表に広告を出した月の入会者数は、他店舗より伸びた。

Q. 補助金があったからこそ実現できたものはありますか。

広告費です。オープン時にはビラ配りやポスティングを行い、ノベルティのカップも用意しました。補助金がなければ、最初からここまで広告に力を入れられなかったと思います。また、運営実績が思わしくない場合は、経費削減のため広告費を削り、その結果、認知度が上がらず実績も落ち込むという悪循環に陥る可能性があります。この補助金で運営期間の広告費も補助対象として認められたため、今後さらに安定した運営につながると思っています。また、長時間座っても疲れにくい高機能な椅子を導入するなど、利用者目線で設備にこだわることができたのも良かったです。

(備品写真)ニーズに応じ追加。会議の声が漏れにくい卓上防音ボックスや、人と視線が合わない曇りガラスも導入。

Q.利用者から満足してもらえるよう、行っていることはありますか。

入会時に利用目的を聞き、スタッフで共有しています。同じ目標を持った会員同士をつなげたり、異業種交流の機会などイベントを実施したりすることで、ただ利用しているだけでは生まれにくい会員同士のつながりを作っています。
こういったアプローチが功を奏し、利用者からもスタッフに声をかけていただくようになりました。まだ発展途上の施設なので、利用者の声をもとに、サービスの充実を図っています。小平周辺や西武線沿線は、会議室やコワーキングスペースが少なく、「小平にあって良かった。」という声をいただくことが多いです。住宅街にあるがゆえに、「暇さえあればちょっと行ってくる場所」としても気軽に活用いただいています。「心地良い空間」と評価いただいているので、メンテナンスをしながら、より良い施設にしていきたいと思っています。

(取材先:兼松コミュニケーションズ株式会社担当者3名)

施設ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.suguni-hachioji.com/(外部サイト)
所在地:東京都八王子市旭町 9-1
営業時間:10時-22時
定休日:年末年始・2月と8月の八王子オクトーレ休館日


(外観写真)JR八王子駅北口直結「八王子オクトーレ」の9階。事前の会員登録ですぐに利用可能。


(ブースエリア写真)食事・通話はNG。フォーンブースは椅子と机が設けられ、短時間の会議等にも使用可能だ。

施設の概要

運営事業者株式会社リオ・モールマネジメントは、地域住民にも愛されるショッピングモール「八王子オクトーレ」を運営。その空き区画で、自社運営のコワーキングスペース「SUGUNI」をオープンさせた。
無人運営で10時から22時までオープン。総席数72席でブースエリア・カフェエリア・個室・会議室があり、利用シーンごとに料金設定がされている。気軽にドロップインできる一方で、ロッカー・ポストの利用や、法人登記も可能で、定期利用のニーズにも応える。周辺施設と比較して低価格ながらも、多様なニーズに応えられる場所として、利用者数も右肩上がりで推移している。

Q.なぜコワーキングオフィスの運営を行うことにしましたか。

空き区画の有効活用の視点から構想が始まり、補助金制度が後押しとなって企画が始まりました。八王子駅直結という立地や、事務用品の購入から飲食まで可能な、商業施設の特性を生かせるという点も大きかったです。利用者にとっては便利な場所であり、ワンストップ利用によって、ショッピングモール全体の活性化にもつながると考えました。 八王子市内のショッピングモールとして、働く場所も提供することで、地元に活力を与えられると思っています。


(個室写真)個室は月額会員が利用できる。法人登記可能なオフィスとしては手頃な料金設定がされている。

Q.八王子はコワーキングオフィス激戦区だと思いますが、他の施設と差別化できるポイントはありますか。

計画する上では、他施設の空き状況や料金設定などを調査しました。無人営業のため、なるべく全てをシステム化しており、会員登録から実際の利用まですべてスマホで完結する形となっております。駅からすぐで、受付等も不要でスムーズに利用できることが強みと捉え、「SUGUNI」という施設名にしました。
また、完全個室を13部屋用意している点は、他施設にない魅力だと自負しております。まだ空きがあるのでぜひ活用いただきたく、オクトーレ内の告知や様々な媒体での周知を拡大しています。


(カフェエリア写真)ゆったりした雰囲気で、飲食しながらリラックスして業務を行ったり一息ついたりするのに最適。

Q.本施設をどのような方に利用してもらいたいですか。

幅広い年代の方に幅広い用途で利用してもらいたいと思っております。現在も、リモートワークや、隙間時間で仕事や資格勉強をする社会人の利用が多い一方、八王子市に大学も多いことから、学割サービスを用意しており、学生利用も一定数ございます。八王子を拠点としたい法人利用の方も、もっと増えたら嬉しいです。
エリアによって利用シーンが異なるため、それぞれの用途に合わせて、利用者が求める空間をこれからも提供していきたいです。

(取材先:株式会社リオ・モールマネジメント担当者2名)

(行政)サテライトオフィス設置コース

 目黒区と一般社団法人中目黒駅周辺地区エリアマネジメントとの公民連携事業

施設ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://funairiba.jp/tatemono(外部サイト)
所在地:東京都目黒区中目黒1-11-18
営業時間:平日:6時30分~22時
土曜・日曜、祝日:10時~22時
※受付時間:平日10時~18時


(外観写真)2012年に閉館した目黒区の施設「川の資料館」を利活用。


(テラス席写真)テラスからは目黒川が見え、自然を身近に感じながら仕事、作業ができる。

施設の概要

運営事業者一般社団法人中目黒駅周辺地区エリアマネジメントは、目黒区を事務局として中目黒駅周辺地区の町会・商店街等のメンバーで構成された「中目黒駅周辺地区街づくり協議会」を母体として発足したまちづくり団体。目黒区との公民連携事業として、2012年に閉館した目黒区の施設「川の資料館」を利活用し、新たな出会い・事業が生まれる場「フナイリバ・タテモノ」をオープンした。
参考記事:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。目黒区長メッセージ「まもなくリニューアルオープンFUNAIRI-BA」(外部サイト)

Q.コワーキングスペースを設置・運営しようと思った経緯を教えてください。

約3年前より目黒区と連携して進めている公共空間利活用事業の一環として、この施設の活用方法を検討していました。駅から徒歩5分と好立地かつ住居エリアという環境と、昨今のリモートワークでの働き方を鑑み、中目黒に不足しているコワーキングスペースとしての活用を行うこととしました。


(内観写真)長時間の作業でも疲れにくいチェアを導入している。

Q.補助金の申請準備で苦労したことはありますか。

「場所をつくる」ことが初めてであったため、契約依頼先や契約内容、購入物品の選定等を0から行わなければならならず、事業計画書の作成に苦労しました。そこで、他のコワーキングスペースを視察し、具体的な運営のやり方(運営時間、スタッフ対応、座席の種類、利用プラン、設備、決済方法、防犯対策等)をインプットしながら、事業計画書を作成しました。

Q.今後どのような場所にしていきたいですか。

地元の方や通勤地・通勤経由地である方はもちろん、中目黒が好きな方や中目黒を拠点として事業を始めたい方、何か新しいことをしたい方にこの施設を知ってもらい、新規開発や試験運用の場としてフル活用していただきたいです。私たちも一緒に何か面白いことを考えていきたいと思っています。また、施設のオープンに際して開催した「フナイリバ・タテモノ披露会」では、地元の方々から街に対する想いやアイデアを聞くことができました。そのような想いを持った方が気軽に参加できるような企画を実施し、利用者同士のつながりが生まれるような地域の「ハブ」としての役割をこれから果たしていきたいです。(中目黒駅周辺地区エリアマネジメント担当者)
参考記事:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。フナイリ・タテモノ披露会(外部サイト)

公共空間利活用により、長年使われていなかった旧川の資料館をコワーキング施設として、東京しごと財団のお力をお借りし船出できたことは、大変喜ばしいことであり、感謝しています。また、一般社団法人中目黒駅周辺地区エリアマネジメントがコワーキング事業の実績がない中で立ち上げを行うことに不安も多かったのですが、運営面でもプロの方から助言を頂くことで、自走に向けステップを踏むことが出来ている様に感じております。今後、自由な発想で様々な企画が実現されていくことを期待しておりますし、地元をはじめ、多くの方に利用して頂くことで活発な交流が生まれる場になることを望んでおります。(目黒区担当者)

お問い合わせ

企業支援部 雇用環境整備課 サテライトオフィス設置支援担当係

電話:03-5211-2762(平日9時から17時)平日12時から13時、土日・祝日、年末年始除く

サテライトオフィス設置等補助金